
足立区の待機児童数は、ここ数年を見ても23区内でダントツの1位。公・民両面からの努力により待機児童数は年々減少しているものの、絶対数はまだまだ多く、さらなる施設の拡張が必要といえる。

地域社会が学校教育に積極的に関わることができるような、透明性のあるオープンな学校づくりを目指している。「五反野小学校」では、その根幹となる「コミュニティ・スクール」と呼ばれるシステムを、日本で最も早く導入した。また、2006年に「興本小学校」と「扇中学校」を統合し「興本扇学園」が誕生。さらに2010年には「新田小学校」と「新田中学校」を統合して新設校の開校を予定するなど、公立で小中一貫教育を行う動きも見せている。
●コミュニティ・スクール
学校だけでなく、地域、保護者が三位一体となって自分たちの学校を運営するシステム。"住民参加型教育"の典型ともいえる。具体的な運営内容としては、住民や保護者の代表が、教員採用面接に参加し、得意分野やスキルを持った教員を採用するなど。場合によっては、学校にふさわしい校長を公募することもできる。

足立区の待機児童数の多さは大きな悩みの種。そこで足立区にあるいくつかの商店街では、「地域の子どもは地域で預かろう」という考え方のもと、学童保育所を開設した。商店街の空き店舗を施設にするというユニークな発想で、商店街の活性化を図りつつ、街ぐるみで子どもの面倒を看ている。通常の学童保育所と違い、子どもは「納涼祭」といった商店街の定期イベントを通じて、地域社会と直接触れ合えるのが大きな特徴。預ける親にとっても、忙しい時間に買い物をいっしょにすませられるメリットがある。

- 東和の東和銀座商店街にある「アモール学童クラブ」。現在の定員数は20名となっている。
荒川といえば、ドラマ「3年B組金八先生」のオープニングで金八先生が通勤していた土手で有名。その荒川の河川敷はすべて緑地化されており、運動場と草木が茂るのどかな風景を今も楽しむことができる。舞台に使われていた「足立二中」は残念ながら廃校になったが、跡地に新しく「東京未来大学」が開校し、キャンパス内には「金八記念館」も設けられた。
荒川区の日暮里から足立区の舎人までの約10km間を20分で結ぶ「日暮里・舎人ライナー」が、2007年度中に開通する見込みとなった。日暮里駅では、山手線や京浜東北線に乗り換え可能。これで混雑時に時間がかかってしまうバス中心地域のアクセスも、飛躍的に向上する。